絵本に言葉がなくても「子どもの言葉はちゃんと増える」と判明

絵本に言葉がなくても「子どもの言葉はちゃんと増える」と判明

絵本って、大きく分けて”言葉のある絵本”と全く言葉がない”絵だけの絵本”がありますよね。

これ、あなたはどちらが教育的にいいイメージがありますか? 世間一般のイメージで考えると、知育につながるのは”言葉のある絵本”のような気がしますよね。

しかし実は、絵本に言葉が無いことでもたらされる効果があるのです!

今日は、絵だけの絵本の魅力について、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』の著者で育児コンサルタントの佐藤めぐみがご紹介します。

 

■絵本に言葉がなくても子どもはママから知識を得ていた!

最近イギリスで行われた発達心理学の研究で、絵本のタイプにより、”子ども達が得る知識には違いがある”ことが明らかになりました!

実験で使われたのは、2タイプの絵本。これは、どちらも6種類の動物が描かれている絵本です。

1冊目は、動物がストーリーの中に組み込まれている、ごく一般的な”言葉のある絵本”。2冊目は、各ページ上に背景はなく、1匹の動物だけ。真っ黒な背景に、動物が1匹ずつ描かれている”絵だけの絵本”を用意しました。

このような絵本を25人のママに、それぞれの絵本を読み聞かせてもらったところ、2冊の絵本には同じ動物が描かれているにもかかわらず、ママの話す内容には大きな違いがあることが判明。

1冊目は、ママがストーリーに沿って読み聞かせていました。しかし、文字のない2冊目の黒背景に動物の絵だけの絵本では、ママが独特の言い回しをすることがわかったのです!

その言い回しとは、一般論的な説明を加える、というものでした。

例えば、ストーリーの決まった絵本だと、ママは「キリンのソフィーちゃんは長い首をしています」と書いてある言葉を追うにとどまりましたが、言葉がないと「キリンは首が長いの。世界で一番背が高い動物なのよ」と一般論を添えることが増加。

つまり、ページ上に動物しか描かれていないと、ママは自分でも気付かないうちに、その絵から読み取れるその動物の特徴を子どもに伝えるようになる、ということが新しく見つかったのです。

また、ママが一般論として加えたのは、その動物自体の特徴だけではありません。「リスはどんぐりを土に埋めることが好きなのよ」というような”習性”についても伝える傾向が強かったのです!

 

■実は”絵だけの絵本”は表面的な魅力の絵本ではなかった!

言葉のある絵本だと、どうしてもママはそのストーリーを追いがちになります。でも言葉がないと、ママはそこに描かれている絵から読み取れることをどんどん口にしていくものですよね。

それで研究者達は、「言葉のある絵本は教育的なイメージがあるのに対し、絵だけの絵本は”可愛い” ”楽しい”という表面的な魅力だけが先行してしまっているのが残念。もっと絵だけの絵本の魅力を広めていきたい」と言っています。

 

子どもの言葉を増やすことは大切ですが、絵本の中になくても大丈夫だったなんて、ビックリですよね。

言葉に頼らない読み聞かせは意外と奥が深く、子どもにより洗練した情報を送れる手段。日々の読み聞かせの時間に、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

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【参考】

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【著者略歴】

※ 佐藤めぐみ・・・心理学がベースのポジティブ子育てでママをサポートする主宰。ママ向けストレス診断、悩み相談、叱り方教室 『ポジカリ講座』 など育児コンサルタントとして活動中。

著書は、、、がある。