子どもの自己肯定感が高まる!真似したいイタリアの子育て事情

子どもの自己肯定感が高まる!真似したいイタリアの子育て事情

イタリア人というと、陽気で楽天的、美食と愛とユーモアにあふれている……というイメージはありませんか?

一体どうしてそんな大人が育つのか気になりますよね。その秘密は、日本では考えられないイタリア人の子育てにあるようです。

かつてイタリアはミラノに留学して以来、何かとイタリア人とのお付き合いがある筆者が、日本とは違う”イタリアの子育て事情”をお伝えします。

 

■日本とは大きく異なるイタリアの子育て事情2つ

(1)周囲の大人みんなが赤ちゃんに愛を伝える

「私の宝物~(Il mio tesoro!)」、「愛しの●●(Amore!)」、「なんて美人なの(Che Bellina!)」……。

オペラの歌詞かと見紛うこれらの言葉は、イタリアの親が朝から晩まで子どもに呼びかける言葉のごく一部。

イタリア人は、生まれた時から誉めまくり、キスして抱きしめて、過剰なまでの愛情表現で子どもを育てるのです! つまり、イタリアならではの愛の文化は赤ちゃんからなのです。

確かにイタリアの赤ちゃん達のかわいさは必見! かの有名なラファエロの天使の絵画は決して誇張ではないのです。

そして、子どもへの愛情ある声かけは、親だけではありません。道ですれ違った人も、バスで偶然隣に座っただけの人も、子どもがいれば皆笑顔で親戚のようになります。

周囲の大人の誰もが、子どもを褒めてかわいがるのです。

そのため、子どもが大声で騒いだり、走り回っても非常に寛大。ベビーカーで階段を上ろうとすれば、誰かが最優先で手を貸し、扉は誰かが明けてくれるのですべて自動ドアに。

当然ながら、そうして育てられた子ども達のほうも、自分は素晴らしい存在なんだと疑いもなく自覚し、人懐こくて自己肯定感の強い子が育ちます。

そして、マンマへの信頼と尊敬も絶大なものとなります。

よくイタリア人男性はマザコンだといわれますが、それは娘も同じこと。家族愛が強いイタリアでは、家の中心たるマンマの存在というものは格別で、いわば伝統文化。

息子が結婚してもその関係が変わることはありません。マンマのほうも、一家をとりしきる誇りとやりがいで、年をとるほど魅力と輝きを増してゆくのです。

(2)一般家庭でもたまに家事を家政婦に頼む

イタリアでも、都市部の多くの家庭では共働きが一般的です。

とはいえ、未だに家事育児は女性の負担が大きく、さらに家の中はピカピカが当たり前の国。どうやって女性たちは仕事と育児と家事を両立していると思いますか?

その秘密は、親の助けが得やすいことに加え、家政婦さんが普及していることが挙げられます。

週1、2回、数時間くらい、掃除やアイロンがけなどの家政婦さんを頼むことは、とりわけ裕福な家庭でなくてもよく見られることなのです。

また、あまり家事を手伝わない夫の場合でも育児には積極的で、得意の愛情表現で妻を精神的に支えることを忘れません。

家族最優先なイタリア人は、遅くまで仕事で残業することもありません。共働きが多いミラノでも、夕方には帰宅し、家族全員で街中を散歩する光景は、羨ましい限りでした。

そして、のびのびとした幼児教育で知られるモンテッソーリ教育も、イタリア初の女性医師によって考案され、世界に広まったものです。

子ども自身の自発的な活動を支援し、感覚の発達や創造性を大切にする教育で、最近日本でも注目を集めていますよね。自由で愛情たっぷりのイタリア人は、こうした環境で育まれれるです。

 

■それでもイタリアは日本と同様に少子化問題が!

子育て天国のようなイタリアですが、WHO世界保健機関の統計によると、2011年時点でのイタリアの出生率は1.41。

少子化対策に成功しているといわれるフランスの2.03(2011年)と比べるとかなり低い状況です。ちなみに同年の日本の出生率は1.39で、実はイタリアも日本と同様に少子化が社会問題となっています。

その背景には、福祉政策の弱さもありますが、長引く景気低迷による晩婚化の影響も大きいようです。イタリア国家統計局によると、2011年の平均初婚年齢は男性34歳、女性で31歳と、先進国でもかなり遅めなのです。

産業が少なく、都市部を除き実家の稼業を継ぐ習慣も根強いイタリアでは、特に若者の失業率の高さも問題になっています。

先の統計局のデータによると、今年1月時点の若年失業率は40%を超えています。そのため、独立して生計をたてるのが難しい若者は親との同居、いわゆるパラサイト状態が多いのです。

また、家族が最優先の価値観ですから、結婚相手はマンマのお眼鏡にかなう人でなければ、その後の楽しい人生は保障されません。

一度結婚すると離婚が難しいこともあって、結婚せずに自由な恋愛だけを楽しむ期間が長くなるというわけです。筆者の友人知人の間でも、40歳を迎える頃の駆け込み出産や、40代での出産は珍しいことではありません。

 

とはいえイタリア人は、どんな状況でも関係なく、どこか楽天的。

総じてイタリアでの子育ては、ママ達にとっては羨ましい環境ではないでししょうか。国は違えどママの幸せは家族の幸せ。そこには日本の子育てをもっと楽しくするヒントがありそうです。

 

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