女性も「加齢臭」に注意!ニオイが強い人・弱い人の差って?

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季節は冬。

厚着しがちなこの季節ですが、満員電車などでは人の密度が高くなる上に電車の中で暖房がかかっていれば、非常に暑さを感じてしまいますよね。

夏は通勤電車のニオイが気になるけれども、意外と汗をかかないと思われがちな冬でもニオイが気になってしまうということはありませんか?

そこで今日は医学博士の筆者が“ニオイ”のメカニズムと“ニオイ”が出やすい人についてお話していきます。

満員電車は「ストレス」で汗をかきやすい環境に

ニオイとして挙げられるものは“汗”です。

満員電車ではさらに満員と言うストレスによって交感神経が活性化します。(※1)

交感神経は汗腺も支配している(※2)ため、両者からのアプローチでより汗をかきやすい環境となってしまいます。

では汗によってなぜニオイが生じてしまうのか、そのメカニズムについて見ていきます。

 

●汗をかく部位は「汗腺」

汗腺は大きく分けてエクリン汗腺(小汗腺)とアポクリン汗腺(大汗腺)に分けられます。

エクリン汗腺は手のひらや足の裏、おでこなど露出している部分に多く存在しています。

 

●「アポクリン汗腺」はワキや乳輪、生殖器付近に多く分布

アポクリン汗腺からの汗は脂質やタンパク質を含み、元々いる菌「常在菌」によって分解されて、特有の臭気を放つ(※3)ようになります。

これが“ニオイの原因”であると考えられます。

 

冬はブーツのニオイが気になる!? 「足のニオイ」の原因は?

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体のニオイと同時に気になるのが“足のニオイ”です。

普段は靴を履いているためにニオイが抑えられていたとしても、靴を脱いだ瞬間にニオイが気になってしまう……という方もいるのではないでしょうか。

これも前述したように“汗”が関係しているということが報告されています。

靴は一般的にそのままではなく、靴下をはきます。さらに靴自体の通気性が悪い場合、足の裏で汗をかきやすいと言う環境となってしまいます。

足の裏には多くの「エクリン汗腺」が存在しているために、汗をかいた場合、靴と靴下の存在によって汗の逃げ場がなくなってしまい、蒸れた状態となってしまいます。

さらに足は常に圧力がかかっている部分ですので、角質が厚くなってしまいます。

その汗や角質がワキなどと同様に常在菌によって分解されると、「イソ吉草酸アルデヒド」が発生(※4)し、それがニオイの原因物質の一つであると考えられています。(※5)

逆を言えば、“制汗”することによってこの「イソ吉草酸アルデヒド」の発生を抑えることができ、ニオイ対策が出来ると考えられます。

 

女性も「加齢臭」に注意して!ニオイが強い人、そうでない人の違い

●ニオイが強い人

いわゆる”加齢臭”が出ていると考えられます。

これはよく、男性特有のものであると考えられていますが、実際には男性女性ともに発しているということがわかっています。特に男性の場合は40代以降の中高年、女性の場合は閉経後に確認されると言われています。

加齢臭の原因となる物質は「ノネナール」(※6)や「ジアセチル」(※7)と呼ばれる物質です。

これらの物質は年齢とともに増加傾向にあり、独特の“脂臭”もするということから若いうちから蓄積されてきた生活習慣が関係していると言えます。

年齢を重ねるごとに筋肉量が低下します。それにより脂肪分が増加すると、汗をかきやすくなってしまうために、結果的に常在菌が汗を分解してそれらニオイの元となる物質を産生してしまうと考えられます。(※7)

 

●ニオイが弱い人

皮脂腺があまり発達していない、すなわち脂肪分が少ないということが関係しているということが考えられます。

 

いかがでしたか?

本日ご紹介したニオイのメカニズムや発生しやすい環境などを理解した上で、制汗対策をしてみるとよいのではないでしょうか。

 

【参考・画像】
※1
※2
※3 
※4
※5宮本 真由美. 坪井 良治. 足の悪臭の原因は? 臨床皮膚科. 68(5)(増刊):2014.4. 156-158
※6Shinichiro Haze et.al, 2-Nonenal Newly Found in Human Body Odor Tends to Increase with Aging, Volume 116, Issue 4, Pages 520–524, 2001
※7
※ pathdoc、Jason Salmon/Shutterstock

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