だいすけお兄さんの歌「あたしおかあさんだから」への反響から気付いたコト

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「おかあさんといっしょ」で11代目うたのお兄さんを務めていた横山だいすけさんが歌う『あたしおかあさんだから』。

この歌詞の内容が話題を呼び、大きな反響となりましたね。

今回は、4子の母であり子育てアドバイザーである筆者が、この騒動について自分なりに感じた見解をお伝えしたいと思います。

▼反響の多くは「母親の自己犠牲」に対する反発だった?

話題になった『あたしおかあさんだから』の歌詞の一部は下記のようなものでした。

一人暮らししてたの おかあさんになるまえ
ヒールはいて ネイルして
立派に働けるって 強がってた
今は爪切るわ 子どもと遊ぶため
走れる服着るの パート行くから
あたし おかあさんだから
あたし おかあさんだから
眠いまま朝5時に起きるの
あたし おかあさんだから
大好きなおかずあげるの
あたし おかあさんだから
あたしよりあなたの事ばかり

この歌詞に対するネット上と、筆者の周りのママの声の多くは、“母親の自己犠牲を美化しすぎている”、“子どもに罪悪感を植えつける。こんなお母さんは嬉しくない”といったものでした。

賛否両論とは聞きますが、“感動した”という声は、ほとんど聞こえてきませんでした。

筆者は、この騒動の大本には、今の親世代に普遍的な“とある感情”があるのでは……と思っています。

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▼昭和時代を彷彿とさせる?その歌詞とは…

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この歌そのものの生活が、当たり前だった時代がありました。

それは、“熟年離婚”という言葉を流行らせた団塊の世代。つまり、現・祖父母世代が若かりし頃に送っていたような生活です。

サラリーマンとして都心に勤める夫に連れ添い、故郷から遠く離れた団地住まい。彼らは“核家族”、“ワンオペ育児”のはしりだったのかもしれません。

パートや内職で子どもの学費を稼ぎ、マイホーム購入が大きな目標でした。当然自分の身なりは二の次です。

子どもが産まれたら、母に徹することが主流だったこの時代。インターネットも無く、キラキラと好きなことをする母親像も目に入らない時代です。

まさに、『あたしおかあさんだから』と行動する母親がたくさんいたのでは? と推測出来ます。

そうやって改めて聞いてみると、この歌の詩の世界は、ちょっと昔の話のような気がしてしまいました。

 

▼この歌に物申したい!「母達の隠れた思い」

『あたしおかあさんだから』の批判の多くが、“母親達への呪いだ”、“ガマンの押し付けだ”、“子どもへ悪影響だ”などといったものでした。

筆者の場合、これらの“主体不在”の物言いは、発言者を主として解釈することが多いです。

例えば「母にガマンを押し付けるな。」という人は、自分がそのように押し付けられていると感じているのかもしれません。

「子どもはこれを聞いてどう思うか、自分が迷惑な存在だと思わないか。」と主張する人は、自分が親にとって迷惑な存在なのだと思っている傾向があるように思うのです。

つまり、この歌詞を読んで上記のように感じた人はもしかしたら、かつて子どもだった自分は、母親にとっての“足かせ”だったのではないか……という罪悪感を抱いているのではないでしょうか?

母を不幸にしたのは自分だと、無意識に思ってしまっているのかもしれませんね。

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▼「#あたしおかあさんだけど」の真意

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騒動の中心にある「#あたしおかあさんだけど」で大量に出現したハッシュタグツイートは、もしかしたら、“自分の母親にして欲しかったこと”かもしれません。

そしてその前提には、“幸せではなかった、好きなことをしてこなかった母親像”が、確固としてあります。

それらのツイートに見えるのは、母に幸せになってほしいという子どもの願いです。

また、言ってみれば、「お母さん、わたしがいて、幸せだった?」という子どもからの問いかけも感じられます。これが大量発生したハッシュタグの真意ではないでしょうか?

つまり、この騒動の裏にいるのは、“母親の自己犠牲に心を痛める子ども達”だと、筆者は感じます。

 

▼本当に母たちは幸せではなかったのか?

ですが、母達は本当に不幸だったのでしょうか?

実際に、母達に質問してみたら、どんな答えが返って来ると思いますか?

きっと、「あなたが生まれてきて、嬉しかったよ、幸せだったよ」と返ってくるのではないでしょうか。

自分の母達が幸せだったことを腹の底から受け取れたとき。

私達はもしかしたら、「お母さんだからこうしなきゃ」「お母さんだけど、好きなことしよう」とがんばらなくても、自分のため・子どもと家族のために自然体で生きられるのかもしれない……と筆者は考えました。

 

なぜなら、私達は本当は知っているはずです。

「他者のために生きる生き方は、とても尊い」ということを。

そしてそれは、自己犠牲ではないということも。

そんな“気付きを与えてくれる歌”だったとするのであれば、こんな“名曲”はめったにないのではないか……と、少なくとも筆者はそう思います。

 

【参考・画像】
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※ Wasun Neawtawi、 OSABEE / Shutterstock

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