「子どもの目ヤニ」は病気のサイン?目ヤニの原因と「色別」3つの見分け方【医学博士監修】

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子どもが朝起きたら「目ヤニ」で目が開かない! なんて経験はありませんか?

とてもかゆそうで、ときには目が赤く充血したりしているととてもかわいそう。そもそも目ヤニはどうしてで出るのでしょうか?

そこで、今回は子どもの目ヤニの種類や、対処法について、医学博士・川上智史先生の監修のもとご紹介します。

ママライター。人材コンサルタント、外資系人事のキャリアを経て現在は専業主婦として2013年よりシンガポール在住。異文化にもまれながら、2人の男子ママとして家事に育児に奮闘中。

▼目ヤニって何? なんで出るの?

目から入ったホコリやまぶたの老廃物は、通常は「まばたき」のたびに涙と一緒に鼻へ流れていきます。

しかし、寝ている間はずっと目を閉じているため、目のゴミが鼻へ流れていくことがないので、目ヤニとして目に残ってしまうのです。

多少の目ヤニであれば正常な代謝活動といえます。特に子どもは大人と比べて代謝も活発なため、大人に比べて目ヤニの量は多くなります。

しかし、いつもより量が多い、色が違うなどの場合は、病気の可能性もあるので注意が必要です。

 

▼気をつけたいこんな「目ヤニ」の症状

ここでは、普通の目ヤニと異なる病気の可能性に注意したい3種類の目ヤニについて紹介します。

1:もしかすると結膜炎?「黄色い目ヤニ」

黄色っぽい目ヤニの場合、細菌性の「結膜炎」の可能性が考えられます。

風邪をひいたときなどは免疫が弱くなっているため細菌に感染しやすくなっています。

細菌性の結膜炎の場合は医師の指示に従い、抗菌剤入りの目薬の使用をお勧めします。

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2:涙嚢炎の可能性あり?「白くてドロドロした目ヤニ

白くてドロドロの目ヤニは、目と鼻をつなぐ管がつまって細菌に感染したことでおこる「涙嚢炎(るいのうえん)」の可能性があり、目ヤニが白いのは目ヤニと膿が混じったものである可能性があります。

涙嚢炎は、泣いているわけでもないのに、常に涙が止まらない状態になり、目ヤニも出るようになります。

また涙囊炎の場合は、細菌に感染して膿がたまっているため、痛みが伴うこともあるようです。

 

3:アレルギーかも?「さらさらした水っぽい目ヤニ

水っぽい目ヤニは、花粉やハウスダストなどによる「アレルギー物質」が原因で起こることがあります。また、結膜炎になった場合も水っぽい目ヤニが出る場合があります。

これらは、涙と目ヤニが混じっているために水っぽくなっています。

症状が軽い場合はアレルギー物質を避けて予防するなどの工夫で軽減できますが、症状が重い場合は、病院で点眼の抗アレルギー剤などを処方してもらう必要があります。

 

以上3つにすべての目ヤニが当てはまるわけではありません。いずれにしても早めに眼科で診てもらうことをお勧めします。

 

▼目ヤニが多いときの家でできる対処法は?

このように、目ヤニは深刻な病気のサインである場合もあります。

特に子どもは風邪からの“合併症”を生じやすいので、まずは、目ヤニが多い、いつもと違うなと感じたら安易に自己判断をせず、医師の判断を仰ぐようにしましょう。

安易に市販の目薬などを使用せず、目の周りを清潔にすることを心がけ、綺麗でやわらかいガーゼなどでやさしくふき取ってあげてください。

また、子どもに目ヤニが出たら、家族内に感染を広げないことも重要です。こまめな手洗いを心がけ、使用済みタオルなどもすぐに洗濯をするようにしましょう。

「たかが目ヤニ、されど目ヤニ」です。

初期に対処することで、症状の重症化や感染被害を最小限に抑えることが可能です。些細な変化でも重要な病気のサイン。子どもは自分に何が起きているか分からない場合もあります。

重症化する前に、ママが常日頃子どものことをちゃんと見て、少しでも違和感があるときは早めに対処してあげましょう。

 

【監修者・医学博士 川上智史 先生のコメント】

細菌やウイルスが原因で引き起こされた目ヤニは、自然治癒が難しいのが現状です。

さらに子どもの場合は大人と異なり、自分で鏡を見る機会も少なく、症状をなかなか訴えられない、ということもあります。

目に少しでも異常があるなら、早めに小児科や眼科にかかるようにしましょう。

 

(2016年7月12日の記事を再編集して掲載しています)

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

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